こんばんは。今回舞台監督と情報宣伝をやっている、榎本ヒロミと申します。
今日は本番初日でした。見るたびに演技が細かく修正されていて、見ていて面白いです。
最初のゲネとは比べ物にならないほど形ができてきたので、楽回にはどうなってしまうのか今から楽しみです。
そして今日感じたのは、やはりお客様が入ると舞台は途端に生き生きとしてきますね。質量が増すといいますか、奥行きができるといいますか。とにかく全然違うんです。
これは、演出の指示のもとに、スタッフと役者のコンビネーション、更にそこにお客様の反応が加わるからではないかなぁと思っています。演劇はやはり見る人がいないと成り立ちませんね。

そういうことで、まだまだあと三回ありますが、皆様是非ご来場してみてください。


これだけでは寂しいというか、宣伝乙という感じなので、自分の仕事の話でもします。
舞台監督の方は、開場前～完パケ後の撤退準備まで気が抜けないくらいしか言うことがないので、情報宣伝の話をします。フライヤーの話をします。
下が、今回のフライヤーとなります。



表面です。絵は何年かぶりに透明水彩を引っ張り出して描きました。
演出さんの「花火を見る女の子の背中」という指定を元に、遠くから見て目を引き、かつ団体名・日にち・場所を詰め込みます。なんか講座っぽくなってきました。
絵は、まず手前の女の子が花火で影になりますので、青系を全体的に塗ってから色をつけます。その後、輪郭に黄色を入れて花火の光を表現します。麦わら帽子や髪の毛は元の質感や素材を意識して筆をいれていきます。
花火の方は、写真などを参考に色を混ぜないで原色でがしがし描きます。
最後に、パソコンに絵をとりこんで、花火を更に明るく、女の子を暗く調整し、文字をいれて完成です。このデータだと微妙ですが、完成時にタイトルが少し見切れるように計算して配置しています。


裏面です。裏は特に指定ありませんでしたので、花火に似ている向日葵をテーマとしてみました。モットーはシンプルに見易くです。
モノクロでは裏のデザインがしまらないので、向日葵だけカラーにしてコントラスト強めにしてみました。

と、いうように作っていたんです実は。フライヤーも何枚か作らせていただいていますが、今回のフライヤーが一番お気に入りです。特に裏面。
さらにここから、印刷所で角を丸く切ってもらう加工もしてもらったりもしていますので、皆様是非ご来場して実物を見てください！当日パンフレットの方も可愛く仕上がりましたよ！

それではここらへんで。会場でお会いできるのを楽しみにしています。